Spectre x360 13を買いました

これまで愛用していたVAIO Pro13がWin10化した後に、バッテリー駆動で画面がチカチカするようになり、電源に繋いだ状態なら使えるなぁとだましだまし使っていました。

昨今、まじめに機械学習・DeepLearningを勉強しようとした場合に、コーディングを多用した際に、電源につないでやるというのがどうにも億劫で一念発起してHP Spectre x360 13(2018年10月モデル)を購入しました。

まだ使って3日目ですが簡単にレビューします。


Why Spectre x360?

PC歴15年の歴史で自作以外は必ずVAIOを買っていました。今回なぜこの機種を買ったかというと、

  • メモリ16GB以上
  • SSD 512GB以上
  • ディスプレイはFullHD以上、できれば4K
  • Windows10 Pro
  • たいらになるまでディスプレイが開く

ここらへんを満たす必要がありました。
いの一番にVAIOで検討しましたが、、、VAIO S13は、、、

  • Pro13(SONY製最後)からほとんど変化がない(つまらない)
  • スペック比値段が釣り合わない
    • メモリ16GB+Core i7にするだけで最低でも27万越え?
    • SSDを512GBにすると33万??
    • でもFullHDどまり?ディスプレイたいらにならないね。

ということで早々に検討から離脱してしまいました。

VAIOは今は好調らしいですが、往年のVAIOファンはしばらく買い続けると思って足元見るような構成・値段で、ありきたりのブラックエディション・レッドエディションだの、限定品商法でいつまでやるんでしょうね。

そういうわけで、他のメーカーを探していたところ、HP Spectre x360に一目惚れしてしまいました。というか、スペックとデザインと値段で考えるとほぼライバルがいない現状なので、他のメーカーにももっと頑張ってほしいです。

  • 4Kディスプレイモデルあるんだ
  • メモリ16GB + SSD 1TBで20万ちょっと
  • ディスプレイはたいらどころかタブレットスタイルにもなる

というわけでドンピシャでした。

夏ごろから買うタイミングを見計らっていたのですが、当時のモデルでは4KにするとWin10 Homeだったのでアップグレードの費用を出すのがもったいないなぁ。年末商戦に向けて新機種でたら後悔するよなぁ。とか思っていところ、10月下旬にこのモデルが発表されて、4KモデルでWin10 Proになったため購入の意思が固まりました。

カタログスペック

さて、購入したのはSpectre x360 13 パフォーマンスモデルです。

簡単なスペックを前モデルとの比較しつつ紹介します。(HP公式サイトより)

項目 2018年10月パフォーマンス 2017年11月パフォーマンス
OS Windows10 Pro Windows10 Home
CPU インテル® Core™ i7-8565U プロセッサー (1.80GHz-4.60GHz, インテル®スマート・キャッシュ 8MB) インテル® Core™ i7-8550U プロセッサー (1.80GHz-4.00GHz, キャッシュ 8MB)
ディスプレイ 13.3inch 4K(3840×2160) 13.3inch 4K(3840×2160)
メモリ 16GB オンボード (2400MHz,DDR4 SDRAM) 16GB オンボード (2133MHz,LPDDR3 SDRAM)
ストレージ 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) 1TB SSD (PCIe NVMe M.2)
バッテリー 約12時間45分 約10時間

順当にスペックアップしています。

購入から届くまで

購入から納品までの流れを簡単に

日時 イベント
11月29日(木)21:08 HP公式ストアで購入手続き
正式受注はクレジットカードの承認が取れてからとのこと配達の日時指定はせずに注文しました。
11月30日(金)12:13 クレジットカード承認問題なく、正式受注
これから在庫引き当てするとのこと
11月30日(金)22:02 納期確定
納期を確認できるURLがメールで送られてきて、12/6(木)であるとのことちなみに、メールが来る前(16時ぐらい?)にマイページから注文履歴を見るとすでに納品予定日に12/6と記載されていました。メールは22時に一斉発信なのかな。
12月5日(水) ステータスは納期確定からずっと「生産中」でしたが、この日に「発送予定」のような表記に変わりました。
12月5日(水)17:51 伝票番号のご案内というメールが届きました。ヤマトの荷物状況問い合わせをすると発送は「12/5 11:04」でした。担当店は「西東京法人営業支店」でした。
12月6日(木)19:42 宅配BOXに配送され配達完了。
こんなに遅い時間になったのは、別の荷物(クール便)の再配達を19時にしたからだと思います。

開封の儀!

開封の儀!は、個人的にはしましたが写真とか撮っていないので省略します笑

外観

360度回転することから5つのモードになることが特徴なのでそれぞれのモードで写真撮ってみました。

ノートブックモード

普通のノートブックモードです。通常はこれで使います。

テントモード

動画とかを見るのによさそうです。設置スペースが少なくて済むのが特徴です。

タブレットモード

x360の特徴、タブレットモードです。完全にタブレットです。
私はお絵描きなどはしないのですがそういう人は便利に使えるのではないでしょうか。

スタンドモード

正面からとってしまったのでわかりにくくなってしまいました。

キーボード部分が後ろにあるのでノートブックモードよりも画面が近くなります。テントモードよりも安定しているので、ディスプレイの角度の調整しやすいです。

フラットモード

これをやりたかったのです。

通常はノートブックモードで作業し、PDFなど読み込みたいときにフラットにして手で持つととても見やすいです。

また、フラットまでは行かないまでもディスプレイの倒せる角度に制限がないのがうれしいです。照明の関係で、光が映り込んだりした際に角度調整したい場面はありますから。

スペック

ディスクベンチマーク(CrystalDiskMark)

ご覧のように爆速です。素晴らしい。

4Kディスプレイって?

13.3インチに4Kディスプレイはオーバースペックじゃないか?という意見があります。

確かにその通りです。

実際拡大率175%で使っているので事実上2200×1230ぐらいの解像度で、FullHDに毛が生えたぐらいの解像度であることは否めません。

しかし、フォントが綺麗に表示される、画像が綺麗に表示されるなど長時間パソコンで作業をする際に目が疲れないのではないかなぁと期待しています。

悪いところはないの?

キーボードデザインが特殊で、Enterキーの横にHOMEボタンなど並んでいます。新モデルになった際に一番最初にチェックしましたが、残念ながら前モデル踏襲となってしまいました。

まだ慣れていないので、BKSP打とうとしてHOMEを押すことが頻発します。

また、全体的に左に寄っているのが原因なのか、よく押し間違えるのが、

  • DELETEキー
  • 十字キー
  • M

です。

Mを間違えるのは、タッチパッドの位置とスペースが関係しているのかもしれません。

タッチパッドはセンターにありますが、キーボードに対しては少し右に寄っていて、スペースが長いので、「<」の位置がMだと指が思っているのかもしれませんね。

きっと慣れるはずと思っていますが、慣れなかったらどうしよう。

あと、キーボード繋がりで、F5キーを押してもリロードしないなぁと思っていたら、「Action Keys Mode」なるものが有効になっていたからでした。

これは、Fnキーに紐づけられている操作(音量調整とか輝度調整など)を「Fn」と同時押しせずに操作できるというもので、代わりにファンクションキーを押したい場合に「Fn」と同時押ししないといけないというものです。

BIOSでOFFにしたら通常通りに変わりました。

まとめ

全体的には超満足しています。このスペックでこの値段で買えるなんていい時代になったもんです。

今回、日本製PCもいろいろ比較検討してみましたが、元気のなさが気になります。

ありきたりのスペック・高い値段・進化の乏しいデザイン。非常に悲しくなります。

品質重視だとか言いますが、PCで「品質いい」なんて眉唾ものです。出来たとしても外観・ギミック部分ぐらいですかね。中身はコモディティ化が進んでいるので、うちのメモリは壊れにくいとか、うちのCPUは壊れないとかないですよね。

サポート品質もVAIO(SONY)で嫌な目にあったこと何度かあるので、正直期待できないですし、「品質高い」から「値段が高い」なんて嘘つかないでほしいですね。

「人件費高いから値段が高い」ってことですよね。その人件費に見合う付加価値が出せてない現状で、取り残されていくのが不安で仕方ないです。イノベーションのジレンマに陥っていると思います。

愚痴っぽくなってきたのでこれで終わりにします笑

長文にお付き合いいただきありがとうございました。