はじめに
Windowsはマウスがないと使えないと思っていませんか?
実はたいていのソフトはマウスで操作することができます。
紹介するキー操作を覚えて、仕事の生産性を上げて定時で帰りましょう!
大切なのはTabとAltキー
Windowsを使う上で大切なのはTabとAltです。
Tabキーは「タブキー」と読み、Altキーは「オルトキー」と読みます。お友達が「アルトキー」と読んでも優しい気持ちで突っ込まないであげてくださいね。
さて、この2キーの役割ですが、
Tab |
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Alt |
|
フォーカスについて説明する前に、Windowsのアプリケーションについて少し説明します。
Windowsのアプリケーションは下の図のように「窓」の中にいろいろなボタンとか、チェックボックスとかテキスト入力用の欄がありますよね。
- 窓のことを「ウインドウ」(そのままですね)といいます
- ボタンとかチェックボックスとかのことを「コントロール」といいます
ここで、フォーカスというのは、どのコントロールを選んでいる状態かということです。例えば、テキストを入力したい場合はマウスでテキストボックスをクリックしてから入力しますよね。
この「テキストボックスをクリックする」という動作がテキストボックスにフォーカスをあてるために行っている動作です。
Tabの役割
Tabキーを使えばキーボードだけで、フォーカスを操作できます。窓の上にはコントロールがいっぱいあるので、Tabを押すたびにどんどんフォーカスが移っていきます(コントロールが切り替わっていきます)
お目当てのコントロールにフォーカスが当たるまでTabキーを押してください。
ちなみに、Tabキーを押しすぎて通り過ぎてしまった場合でも慌てず、「Shit+Tab」を押すことで戻ることができます。これもよく使うので覚えておいてください。
Altの役割
Altの役割ですが、一つはすでに紹介しました。
Alt+Tabでウインドウを切り替えることができます。
例えばブラウザでWebサイトを見ながらExcelにデータ入力しているような場合、Alt+TabでWebブラウザとExcelを切り替えられます。
マウスを触らなくていいので断然早いです。
Altの一番の用途はキーボードショートカットです。
先ほどのウインドウに再登場してもらいましょう。
よく見ると「ファイル(F)」とか「チェックボックス(C)」はたまた「OK」などとアンダーバー付きのアルファベットが書いてありますね。
実はこれキーボードショートカットなのです。
この例だと、「Alt+F」でファイルをクリックしたときと同じ効果が得られます。OKを押したい場合は「Alt+O」です。
英語圏だと、OKのようにコントロールに表示されている文字そのものにショートカットを割り当てることが多いですが、日本語の場合そういうことができませんので、苦肉の策でカッコ付きでショートカットを表示させているのです。
ちなみに、入力欄はマウスではクリックしても何も起きませんが、Alt+Iを押すとテキストボックスにフォーカスが当たります。
テキストボックスにはショートカットキーを表示する場所がありませんので、直前の説明のところにショートカットキーが記載されていることが一般的です。
ちなみに、最近はもう1個大事な役割があります。
それはメニューを表示させるということです。
最近のブラウザやWindows7のExplorerなど、通常状態ではメニューが表示されていないケースがあります。
先ほどのサンプルにあったように「ファイル」とか「編集」とか表示されていませんね。設定を変更すると表示できるようになるのですが、設定を変更しないでも、Altを押すだけで、
ほら、「ファイル」とか「編集」とか表示できました。
Altを押すとメニューにフォーカスが当たるので十字キーでメニューをたどることができます。
これもキーボード操作のコツなので覚えておいてください。
まとめ
今回はTabとAltについて紹介しました。
キーボード操作は本当に奥が深いのでまだ全然紹介しきれていません。
今後も定期的にアップデートしていくので楽しみにしていてください。