開発やテストをしていると大きいサイズのファイルが必要になることがありますよね.
例えばネットワーク転送の時間を図ったり, ファイルサイズが正しく表示できるか確認したり.
そういったときに, 今日紹介する方法で大きいサイズのファイルを簡単に作れるんです.
PowerShellでファイルサイズを計算する
まず作りたいファイルサイズをByte換算してください.例えば1GBのファイルを作りたければ「1073741824」です.これは1024*1024*1024の値です.
といっても、ちょっとめんどくさいですよね.PowerShellならすぐに計算できますので活用しましょう.
PowerShellを開き, [1GB]と入力します.
PS D:\> 1GB 1073741824
こんな感じで[KB][MB][GB][TB][PB]を簡単に計算することができます.もちろん小数点も使えます.例えば 1.5GBは,
PS D:> 1.5GB 1610612736
と正しく計算できます.
fsutilでファイルを作成する
いよいよファイル作成です.fsutilというツールでファイルを作成します.
コマンド構文は
fsutil file createnew <filename> <filesize>
です.filenameはパスを含めてかまいません.
PS D:\> fsutil file createnew D:\tmp\testfile 1073741824 ファイル D:\tmp\testfile が作成されました PS D:\> dir d:\tmp ディレクトリ: D:\tmp Mode LastWriteTime Length Name ---- ------------- ------ ---- -a---- 2019/01/07 22:35 1073741824 testfile
と確かに指定されたサイズでファイルが出来上がっています.
ちなみに, ファイルの中身は全て”0″です.
ですので, ファイルの中身が重要な意味を持つデータに対するテスト(圧縮処理など)には向きませんので留意ください.